アメリカ移民ビザ 渡航検診(VISA健康診断)準備・持ち物
ビザ面接の日程が決まったら、渡航検診を受けます。
これはアメリカに移民として渡航する際必ず必要になるものです。
インタビューの日程お知らせメールから面接当日まで、だいたい1〜2カ月くらいの時間があります。
私は年末年始をはさんだ1月に面接で、正直忙しい時期で色々と準備できないだろうと思っていたのでリスケしてもらうつもりでいました。
しかし、いつもの如く呑気な夫は「とりあえず面接行って、足りない書類あったらあとでだせばいいよ」と。
面接日2週間前になって急に行くと決まり、大急ぎで必要書類を準備しはじめました。
※渡航検診の有効期限は検診日から6ヶ月です。あまり早く受けるとビザがおりてからの有効期限が短いので注意しましょう。
渡航検診が受けられる病院
渡航検診を受けられる指定病院は全国にたった4件しかありません。
私は東京なのでありがたいことに2件の病院が近くにあります。
評判が良さそうなのでこちらの聖母病院で受けることにしました。
予約を入れる
予約の電話をして日程を確認。翌週の火曜日8時に予約ができました。その1週間後に大使館面接があるのでギリギリの日程です。
※生理中かもしれないと伝えると、稀に生理中だと再検査になる可能性があるとのことでした。尿検査で経血が混入してしまっておきるそうです。ですが私には時間がないのでしょうがない!やってみるしかない!(生理は検診日には終わっていたので大丈夫でした)
抗体検査の結果を待って予防接種をする時間はないので母子手帳に記載されていない予防接種は受ける、ということにしました。
必要な持ち物
- Case Numberが載っているレター(私はEメールをプリントアウトしました)
- パスポート
- 写真4枚(4cm×3cm)
- 予防接種の記録(私の場合は自分の母子手帳と子供の母子手帳、先月受けたインフルエンザ予防接種の領収書)
- アメリカでの住所(私の場合義両親の住所をメモしたもの)
- 眼鏡、コンタクトレンズ(私はなし)
- 治療中の疾患がある場合、医師の診断書(私は子宮内膜症で卵巣嚢腫の治療中ですが時間もなく用意できませんでしたが口頭で説明するだけで大丈夫でした。)
- 服用中の薬があれば薬品名がわかるもの(私はお薬手帳を持参しました)
- 健康保険証(検診費用は保険対象外ですが、追加検査を行う場合があるそうです)
渡航検診当日
まずは受付
平日の朝8時の予約でしたがかなり早く到着し、近くで時間を潰して8時ちょうどに受付(2階)にいきました。
受付で必要書類を確認してもらいながら書類に記入します。
素敵なシスターが優しく対応してくれました。とにかく素敵な方で一瞬で惚れてしまいました。
受付の隣に待合室があり少しそこで待ちましたが他の国の渡航検診の方もいました。
私ほんとに移住するんだなあとこんな場面でドキドキしてきました。
今日の渡航検診の順序を教えてもらいます。
測定
まずは血圧、視力、身長、体重を測定。
先程の素敵シスターに「とってもいいですね。素晴らしいですよ。」と言われホクホクです。私は普段家でひとりで仕事をしていて仕事関係の人と会うことも電話することも一切ありません。なのでシスターに視力を褒めてもらえただけでウキウキしてしまいます(笑)
血液検査、尿検査
採血室で採血してもらい、採尿して提出します。
レントゲン検査
検査着に着替えてレントゲン撮影します。
診察(パンツ一丁で裸チェック)
パンツ一丁でベッドに横になり、一枚ペロンと布をかけて待ちます。
診察の先生が裸をチェックします。何をチェックされているのかわからずドキドキ。でもほんの1分もかからなかったぐらいの短時間でした。
受付時にタトゥーがあるか聞かれましたが、この診察でもそれを聞かれてタトゥーの位置をチェックされました。
一体なんなの…と気になったので診察後にシスターに聞いてみたところ
「アメリカは体の傷やタトゥーの場所を細かく記載しないといけないんです。」
とのこと。犯罪とか事故、事件のときに傷やタトゥーで身元確認するってことなんでしょうかね。
予防注射
2階の受付でシスターにさよならし、1階で予防接種を受けます。
私が受ける必要があったのは2本。予防接種の記録がかなり残っていたので少なくて済んだようです。1本強烈に痛かったけれど不妊治療のホルモン注射に比べればたいしたことなし。しかし暫くかなりの腫れと痛痒さががありました。
会計
全部が終わり、ドキドキのお会計です。
基本料金は31,830円(税込み)で、それに予防接種代が加算されます。
なんと35,640円!想像していたより安い!
予防接種が多いとかなりの金額になってしまう人もいるらしいです。ウン十年も母子手帳を大事に管理してくれていた母に感謝です。
書類の受け取り
書類の受け取りはHP上には1週間と載っていますが、火曜日に受けた検診の書類は3日後の金曜の16時以降なら受け取り可能でした。郵送で自宅に送ってもらうことも可能でしたが、シスターが万が一の郵送の遅れを心配して直接受け取りにくることを勧められたのでそうすることにしました。
受け取りは24時間可能で診察券を持ってくれば夫でも受け取れるとのこと。夫に診察券を託し金曜の仕事帰りに聖母病院に受け取りに行ってもらいました。
まとめ
ビザ面接の日程が決まったらすぐに渡航検診の予約を入れましょう。私のように何もかもギリギリだと何か問題が起きた時に間に合わなくなってしまいます。
特に近くに指定病院がない方だと渡航検診だけで時間もお金もかかってしまいます。
予防接種の記録があればコストも抑えられるので母子手帳など記録が残っていものをぜひ探してみてください。
出産経験がある方は子供の母子手帳に風しんウィルス抗体の検査記録が残っているかもしれません。持参するのを忘れずに。
私は期限切れによりもう一度渡航検診受ける予定なのでまた書くと思います(笑)