アメリカ移民ビザの申請には渡航証明書(Police Certificate)が必要です。渡航証明の申請について(警視庁)
これは犯罪歴を警察に証明してもらう書類です。
住民登録をしている警察署(私の場合都民なので警視庁)で発行してもらいます。
警視庁での発行に必要だった書類、申請の流れ、注意点などをまとめてみました。
※日本人がアメリカ移民ビザのために申請する場合です。(2019年8月)
渡航証明書(犯罪経歴証明書)の申請方法
注意すること
- 渡航証明書の申請には必ず本人が行きます。指紋をとるため代理での申請はできません。
- 渡航証明書にはパスポートナンバーが記載されるので更新が近い人は注意。
- 戸籍上の名前とパスポートの名前が違う場合の申請はできません。
渡航証明書の申請に必要な書類
1.有効期限内のパスポート
2.氏名、住民登録地が確認できるもの
- 住民票(発行から6か月以内)
- マイナンバーカード
- 自動車運転免許証(住所表記が住民登録地と一致していること) 等
3.証明書発給の必要性が確認できる書類
私が実際に持参したものはパスポート、運転免許証、NVCからの渡航証明を送るように書かれたレターの3点です。このレターは申請者本人の名前が入っている必要があります。
渡航証明書申請
申請場所
警視庁渡航証明係
桜田門前の警視庁本部庁舎1階です。駅は桜田門駅が一番近いですが霞ヶ関駅も近いです。
申請当日の流れ
警視庁の敷地に入る際に警備の方に用件を聞かれ「渡航証明の申請にきました」といって中に入り、正面玄関の受付で用件を伝え台帳に名前を記入しました。
受付の横にある待合室で待っていると中から渡航証明係の方が迎えにきてくれました。
入館証を渡されセキュリティゲートの中へ入ると警視庁内はまるで巨大要塞のよう…。無機質な内部に無駄に緊張してしまいました。
渡航証明係は普通の部屋でホッとしました。
持ってきた書類を出し、申請書の記入をします。係りの方が教えてくれるのでその通りに書きました。
それから同じ部屋に指紋採取の機械があるので指紋を取ります。手の指10本全てとるのですが、肌が乾燥しているのかうまくとれずクリームを塗られました。
犯罪歴はないのに警視庁で指紋を採られるって緊張しますね。何か見つかったらどうしよう、なんて何も出てくるはずはないのに…。
これだけで終了です。受け取りに必要な用紙をもらって帰ります。
渡航証明書の受け取り
渡航証明書の受け取りには約2週間かかります。(GWや年末年始は日数がかかる場合があります)
郵送での受け取りはできませんので申請した渡航証明係に直接受け取りに行きます。
代理での受け取りを希望の場合は申請時に伝えて委任状をもらうそうです。私は自分で受け取りに行きました。
渡航証明書・NVCや大使館に提出の際の注意
渡航証明書は封を開けてはいけないことになっています。
NVCに受け取った渡航証明書のコピーを送るとなっていて警視庁渡航証明係の方に聞いてみたところ「開封した証明書のコピーを送ってダメだったという話は聞いたことがないので開封しても問題ないと思う」と言われたので開封した書類自体のコピーを送りました。
しかしNVCからは書類についてのURLを貼られたメッセージがきて(本文に何がいけなかったのかは書いてくれない)、おそらく開封がダメだったのだろうともう一度警視庁に封をお願いしました。
渡航証明係の方は「稀に日本人嫌いな人に当たるとこうなることもあるらしい」と言われました。開封してしまったものにまた封をしてもらうのは1週間程で受け取ることができました。
NVCには封をしてもらった渡航証明書の封筒おもて面をスキャンして送りました。どうやらこれが正解だったようです。
大使館面接の際にも未開封のままで持って行きましょう。
まとめ
◯必要書類の準備はしっかりと
◯申請は本人じゃないとできない!
◯受け取ったら開封しないこと!